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Posted by 京つう運営事務局 at

2010年09月06日

東山間伐体験報告

9月4日(土)に山科の安祥寺山国有林で間伐体験を行いました。

蹴上駅から間伐場所まで、ブナ枯れの様子や山の現状を森林インストラクターの方々に伺いながら、山道を歩きます。


間伐場所の近くで森林インストラクター会の方々がお味噌汁を作って待っていてくださいました。
疲れた身体に温かいお味噌汁が最高に美味しかったです!


そしていよいよ間伐!
森林インストラクターの方から木の切り方を教わります。


いざ、間伐!木の倒れる方向を定めてのこぎりで切り込みを入れていきます。

同じような木がそこらじゅうにあるので、枝にひっかかってなかなか倒れませんでした。

木を倒した後は、枝打ちをして、適当な長さに切り、山の斜面に水平に置きます。
そうすることで、山の土が流れるのを少しでも防ぐことができます。


間伐後、空が少しだけ広く見えるようになりました。
  


Posted by 山紫水明の京都 at 21:39Comments(0)山紫水明の京都

2010年09月03日

芦生の森に行ってきました

先週、美山町の芦生の森に行ってきました。
ブナやナラの原生林が茂る美しい森です。
しかし、ここにも野生の熊や鹿の被害とカシノナガキクイムシの被害が出ていました。

こちらは防鹿柵の中の様子です。
下草が生え、様々な植生が見られます。


こちらは防鹿柵のない状態です。
シダ類とドクダミトリカブト以外の下草が生えていません。
山道としてはすっきりとして歩きやすい状態ですが、これは山にとっていい状態ではありません。

少し見にくいですが、真ん中のミズナラの木にカシノナガキクイムシよけのラップが巻いてあります。

野生の鹿の食害です。あちこちでこのような食害が見られます。


下草がすっかりなくなっていて、原生林という感じはしませんでした。
カシノナガキクイムシの被害も深刻で、ミズナラが相当数枯れています。
木が枯れて新しい芽が出ても、鹿がその芽を食べてしまったら、森林が再生できません。


深刻な山の被害を目の当たりにした一日でした。  


Posted by 山紫水明の京都 at 22:47Comments(0)山紫水明の京都

2010年08月24日

東山間伐体験下見の様子その2

9月4日(土)開催の東山間伐体験の下見報告の続きです。

間伐作業を行うのは、このような斜面地です。
足場に十分ご注意ください。


間伐せずに放っておくと、光が地面まで届かず、下草が生えなくなります。
そうすると野生の動物の食料がなくなり、動物たちがふもとまでおりてきて、畑などを荒らしてしまいます。
光が地面まで届くとこんな感じで下草が生えます。


山科方面への帰り道で、お天気が良ければ大阪方面のビル群(たぶん)が見えますよ。


間伐体験のイベント案内はこちら  


Posted by 山紫水明の京都 at 23:52Comments(0)山紫水明の京都

2010年08月11日

東山間伐体験下見の様子その1

イベント案内でお知らせしました、9月4日(土)開催の東山間伐体験の下見に行ってきました。

地下鉄蹴上駅を出発して、インクラインから東山トレイルを進み、大文字山のほうではなく山科区の安祥寺山京都森林インストラクターの森に向かいます。
途中、カシノナガキクイムシの被害の様子を観察しました。
これが、カシノナガキクイムシによって枯れてしまった木の根元です。
ブツブツと穴から粉が出ているところが虫に食われたところです。
のこぎりで切った後のように木の粉が根元に広がっています。


数百匹単位でこの虫に食われると、木は枯れてしまうそうです。
木が枯れてしまうとこうなります。


枯れてしまった木はしばらく落葉せず、葉をつけたまま枯れた状態になります。
いまでも東山を見ると、何本か紅葉しているような木がまちからでも見ることができます。
これはカシノナガキクイムシの被害により枯れてしまった木なのです。

ICON122東山のナラ枯れの記事が京都新聞でも出ていますね。→こちら

枯れてしまった木は伐採してくん蒸駆除されますが、被害のスピードが速くて追いつかない状況です。


イベント当日はそんな山の様子も見ながら間伐地に向かいます。
身近な山の現状を知るよい機会になると思います。

イベント案内はこちら  


Posted by 山紫水明の京都 at 23:17Comments(0)山紫水明の京都

2010年05月08日

鹿の被害

大工さんからコメント頂きました。ありがとうございました。

鹿の被害は以前からあったようですが、花脊の地元の方々も「最近は特にひどい」と嘆いておられます。

花脊のチマキザサはとっても香りが良いし、品質も素晴らしいそうですが、実は、花脊別所の山椒も極上品だそうです。

地元の方のお話しでは、山椒など昔は鹿に食べられなかったものまで今では食べられてしまい、次々と名産が深刻な被害に遭う事態になっているようです。

そこまで鹿が増えすぎたのか、
山の環境が変わって食べ物が無くなりすぎたのか
「山紫水明の京都」チームの議論でも獣害の話はよく出ています。

きちんとした答えはでていませんが、まず山が元気になり、動物が山の中で育てる状態になるよう、山と人が関わっていくことについて考えていきたいなと思っています。

チームでは実際に山に入って間伐体験をしました。


間伐されていない山は真っ暗で下草もありませんでした。


鹿が増えすぎているということで???5月30日のイベントのお昼ご飯は「鹿肉カレー」にしようかと思っています。
鹿肉はあっさりしておいしいですよ。お楽しみに。icon28  


Posted by 山紫水明の京都 at 14:41Comments(1)山紫水明の京都